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  • 大井駿

J.シュトラウス2世: ワルツ「酒、女、歌」作品333

酒と女と歌を愛さぬものは、生涯馬鹿で終わる。

Wer nicht liebt Wein, Weib, Gesang, der bleibt ein Narr sein Leben lang.


 宗教改革で有名なルターのこの言葉をもとにイギリスの医者ジョゼフ・ベルが詩を作り、

それを歌詞にヨハン・シュトラウス2世が作曲したのがこの曲です。

(ちなみにジョゼフ・ベルはシャーロック・ホームズのモデルと言われている人物です)


 この曲は1869年にウィーンで初演され、大成功を遂げました。


注げ、もっと注げ、かわい子さん、聖杯に高級なワイン、心からの愛情を込めて!

Staß an, staß an, mein herzig Kind!

Staß an, staß an, kling, king!

Im Kelchs edler Wein,

die Lieb im Herzen drein!



 「フランケン産のワインを注げ、それがなければ皆んな愛しのオーストリア産だ!」

と歌うこの曲はオーストリア人はもちろんのこと、たくさんの人から愛されました。

その中にはブラームスもいました。


 ブラームスはヨハン・シュトラウス2世の音楽を大変気に入っており、

晩年にバート・イシュルで親交を深め、彼の娘からサインを頼まれた時に

シュトラウスの名作「美しく青きドナウ」の出だしの旋律を書いたその下に

「残念ながらこの曲はブラームスの曲にあらず…」と記した話もあるほどです。


©︎2018 Shun Oi

© 2018 by Shun Oi

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